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ショート・カット(3)

2012/10/27
 ここ数年に自分の身に起こったこと。それは知らない人が聞いたら特にそれほど驚くほどのことではないのかもしれない。でもそれは私の内面と世界観と、そして外見までも、すっかり変えてしまうような出来事だった。


過去の記事は↓こちら
ショート・カット(1)
ショート・カット(1)



  2008年秋。原因不明の脱毛症に混乱したまま、私は夫と共に彼の実家であるアメリカはメリーランド州に向けて日本を後にした。

  背中までの髪は1/3ほど抜けてしまっていたが、バンダナで頭をおおい、その上から野球キャップでもかぶってしまえば、外見にそれほど違和感もない。いつもの帰省時のような高揚感、は当然ない。それでも久しぶりに夫の家族や友人に会えるのは嬉しいものだ。成田から途中で乗り継ぎ、20時間以上の長旅も二人に取っては慣れたものである。
  ボルティモアの空港に着くと、いつものように義父が迎えてくれた。彼には既に事情を話してある。義父の運転で夫の実家までの道のりも懐かしかった。車中ではお互いの近況を報告し合ったりしたが、特に私の話題には触れず、楽しい話だけをしてくれる義父の気遣いもありがたかった。それでも到着したとたん、どっと疲れが出たのか、リビングに腰を落ち着けるが早いかそのままソファーに横になってしまった。

  どのくらい眠っていたのかは覚えていない。せいぜい1時間位だろう。汗だくになって起きた。心配顔の夫と両親に、努めて軽く「時差ボケだねえ。シャワー浴びてくるわ」と言い、バスルームへ。
髪が抜け始めて以来、シャワーの度にとても緊張するようになってしまっていたが、この時は、ぼーっとした頭で何も考えずに髪を洗い始めた。

と、

あれ?

何かがおかしい。

髪がキシンでとにかく洗いにくいのだ。なんでかなあ???と思いながら泡を流そうと湯を浴びた。何だろう?髪が異常に絡んで指がまったく動かない。

急いでバスタブから出て、鏡の中の自分の姿に凍りついた。

長い髪が絡まり合って、頭の上でカモジのような状態になっていた。

To be continued, hopefully.

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00:09 ショート・カットの理由

ショート・カット(2)

2012/01/28
過去の記事は↓こちら
ショート・カット(1)



 ここ数年に自分の身に起こったこと。それは知らない人が聞いたら特にそれほど驚くほどのことではないのかもしれない。でもそれは私の内面と世界観と、そして外見までも、すっかり変えてしまうような出来事だった。

 2008年初秋から数ヶ月間に渡り、私は自身の身体が少しずつ、しかし確実に損なわれていくのを体験した。
「損なわれていく」というのは文字通り、物理的に何かが失われていくということだ。身体から、といっても血液や臓器ではない。私が失ったものはもっと外見的なもの。背中まで届く程に大切にのばしていた黒髪だった。

 異変に気がついたのはその年の夏。東京近郊のビーチリゾートにある貸別荘で夏休みを過ごしていたある日の朝である。シャワーの後の髪を乾かしている時、あまりにも抜け毛が多い事に気がついた。洗面所の床一面に散らばる長い髪。その量に面食らいつつも、せっかくの夏休みだ、気がつかないフリを決め込み、夫にも何も告げずに抜けた髪を拾い集めゴミ箱に捨てた。
 東京に戻ってからも、毎朝洗面所と言わずキッチンと言わず床に散った髪をせっせと集めては、カモジのように丸めてゴミ箱に捨てる。頭の中にはいくつものクエスチョンマークが浮かんでは消えるが、朝の忙しい時間に洗面所でグズグズしている時間にはいかない。とにかく深く考えないように手早く集めてはゴミ箱に捨てる。
 
 入浴の度に風呂場の排水溝には山盛りの髪が残った。手櫛でとくとハラハラと何の抵抗もなく髪が抜け落ちた。一番最初に疑ったのはホルモンバランスの異常である。私は女性特有の臓器に小さな欠陥があり、妊娠が困難な体質で、生理不順やトラブルはしょっちゅう起こっていたので、まずそれを疑ったのだ。かかりつけの婦人科に行くとしかし、医師の診断は特に異常はなし。結局「ストレス」が原因ではないか、と彼は言った。「まさかあれが原因かも?」と、おぼろげながら思いあたったのは随分あとになってからで、この時は「ストレス」などと言われても全くピンと来なかった。何故だかわからないが、その「原因かもしれない出来事」の部分だけ記憶が欠損したみたいに、全く思い出せなかったのだ。
 
 「髪が抜けるほどのストレス?」夫も私も訳が分からず混乱した。「過去のストレス」よりも、「今のこの状態」の方がよっぽどストレスを感じる。
 とりあえず私たちは10日間程仕事を休んで、急遽アメリカの夫の実家へと帰省することにした。もともと年内には一度帰省することになっており、長期休暇は予定内のことだった。私の体調が芳しくないことは上司(幸いなことに女性だった)にもそれとなく相談していたし、また夏前には私が不在の際の業務マニュアルも完成していたので、休みを取ることはさほど問題hなかった。こうして私たちが東京を後にしたのが夫の誕生日の数日前、10月初旬のことだった。

To be continued, hopefully.

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13:27 ショート・カットの理由

ショート・カット(1)

2012/01/02
 早いものでブログを始めて2年半にになる。
日々のレシピと国際結婚のいささかヘンテコな日常を綴ってみたかったというのが始めの動機だった。

 今日から新たに始めるこのカテゴリのシリーズ記事は、ここ数年の間に私の身に起こったことを自分なりに総括するために書く。レシピや料理の話とは直接の関係はないし、またあまりポジティブとは言えないものになるだろう。ブログである以上、外に向かって公開と言うカタチをとってはいるが、いわば自分のためだけに書く「自分の記録」である(だから、いつものようなレシピや、旦那chanのおもしろ話を期待してこのページを訪れた方々には大変心苦しいのですが、いますぐ離脱して下さい。この記事にはあなたが求めるものは書かれていません。多分に私的に、自分のためだけに書いています。本当に申し訳ありませんが、レシピや旦那話は左メニューのそれぞれの項目にまとめてありますのでそちらからご覧下さい)。

 ブログを書き始めるにあたって、自分へのルールとしたことがふたつある。
まずレシピに関しては特殊な材料を使ったものは極力さけること。輸入食料品店でしか手に入らないようなものは使わず、近隣のスーパーで手軽に手に入る食材を使ったレシピを提案したかった。高級食材を使ったセレブなレシピが我が家の食卓に登場することはまずない。「しごく普通の食材で作る豊かな食卓」を目指したかった。

 ふたつめは、つぶやき系の晩酌日記でもレシピに添えるちょっとした挿話でも、「決してネガティブな事は書かない事」。「読んだ人を幸せな気分にしたい」とか「Happyのおすそわけ」などというお洒落で前向きな理由からではない。単に「書き始めた当初、自分自身がとても辛い状況にあったから」だ。「日々のレシピとリアルタイムで綴るマジにネガな日常」なんてブログは誰も読まないし、そんなもの書きたくもなかったからだ。では何故今になって書き始めるのか。辛いことなど書くはずではなかったのに。

 ただ、書く必要があるから。そうとしか言いようがない。そうすることでしかここ数年の出来事をきちんと整理することができない。胸の内にしまっているものに風をあて、整理し、きれいにたたみなおして収納するためには、それを自分なりに書いてみることしか思いつかないから。

 ここ数年に起こった数々の出来事は、大げさでもなんでもなく、私の人生をガラッと変えてしまった。仕事も辞めなければなかったし、そのため貯金も随分切り崩した。周囲の人たちは心配し、話したいことがあれば言ってね、と言った。話せばきっと楽になるよ、と。でも上手く話すことなどできなかった。回転ジャングルジムのように、そこから振り落とされないようにつかまっているのが精一杯だった。そして今もなお、何も語ることができず、私は停滞したままでいる。

 公開ブログを使って全く私的な事柄を綴る事の是否に対しては、もちろん自問してみた。しかしながらこのようなブログ、端緒っからたいした公共性など持ち合わせていないのだ。レシピの共有に関しては雀の涙くらいの公共性はあるかもしれない。しかしそのレシピは複数の専門サイトにも投稿しており、そちらでいくらでも共有してもらえるのである。
  ならば書いても良いのではないか。何も世間様に向かって毒をまき散らそうというのではない。そもそもが個人のブログであって、その成り立ちから既に自分のリハビリのためのものだったのだから。特にコメントが多い訳でもなく、アクセス数もお世辞にも多いとは言えないのだし。
 
 もう一つ別にブログを立ち上げることももちろん考えた。しかしここ数年のことを書きたいだけの話であるから、そう長くは続かない。ご存知かもしれないが、ブログサイトはある一定期間更新しなければデータは消去されてしまう。それでは自身の記録にならない。このブログ内で書いている限り、また数ヶ月ごとにでもレシピをアップし続ける限り、このシリーズも失われることはないのである。
 
 ならば良いではないか、ここで書いても。書きたい事を書きたいだけ吐き出したとしても、恐らく誰にも迷惑はかかるまい。そう思い立って新たにまたひとつカテゴリを書き加えることにした。そうすることが停滞したままの自分が先に進むきっかけになるかも知れない。何にしても今の自分の立ち位置よりは前へ行けそうな気がする。とりあえずは。

To be continued, hopefully.


23:53 ショート・カットの理由
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